はじめに
節約というとすぐに思いつくのが電気。電気をこまめに消すとかコンセントを抜くとか最近では家電製品を新しいのに買い換えると節電になるというのがよく言われています。
2016年からはじまった電力自由化は大きな節約になるのですが新電力に移行した人は10%ちょっとなのでまだ知られていません。
電力自由化の詳しいことはわかりませんが同じ設備を使って各会社の作った電気を流すということ。
なんとなくマイラインぽい感じがするので胡散臭い営業電話がかかってくるのかと思いましたが今の所そのようなことはありません。
一番心配なこと
新電力会社に移行するときに一番心配な点が「もし倒産したら電気は止まってしまうのではないか。だから今まで通りの大手が安心」ということ。
確かにその通りなのですがよく考えてみると契約している電力会社からストレートに自宅に電気が来るわけではありません。
そんなことがあったら電力会社を変更するたびに電線を取り替えなければいけません。各電力会社が持ち寄った電気をブレンドして配電しているはず。
だから何かあったとしても電気が途切れることはないはずですし、そのような時はあらかじめ通知が来るのですぐに他と再契約すればいいのです。
とりあえず大手の新電力会社にすれば無難なのではないでしょうか。
シュミレーション
節約の手始めにとりあえず電気料金がどれくらい変化するか調べてみることに。
電力使用量と契約アンペアから価格の安い電力会社を探すシュミレーションをしてくれるところが新電力比較サイト、エネチェンジ、価格.com等何箇所か見つかったのでやってみました。
今自分が契約している電気会社と契約アンペアと毎月の電力使用量を入れます。
電力使用量は1年分でも任意の月の1ヶ月分でも計算してくれますが任意の1ヶ月だと正確ではありませんのでできるだけ12ヶ月分入れるようにしてください。
結果
200社ほどの会社が出て来て一番は年間約10000円の節約となりました。月800円以上の節約なので結構大きいです。
節約がメインなので電気代が安くなる上位10社ぐらいから条件にあって聞いたことのある会社を選ぶことにします。
条件
各会社をチェックしてみると「支払いはクレジットカードのみの会社がある。」「解約時に違約金が発生する会社がある。」「基本料金無料の会社がある。」の3点が気になりました。
支払いはクレジットカードのみの会社がある
自分はカードがあるので問題ありませんが、カードがない人は口座振替になるので選択の幅が狭くなります。
上位10社では5社がクレジットカードのみ、1社が口座振替のみ、残りの4社が両方に対応していたのでこの時点で9社に絞りました。
解約時に違約金が発生する会社がある
上位10社のうち3社で数千円の解約時に違約金が発生するのでこの時点で7社に。
基本料金無料の会社がある
電気料金は「基本料金+電気使用量+その他」なので基本料金が無料になればその分電気代も安くなります。
基本料金が高い(契約アンペアが高い)ということは電気もよく使うはず(うちは違いますが)なのでそのような人にはメリットが大きいということになります。
ちなみに上位10社全部が基本料金無料でしたのでここで脱落はありません。
結局7社が残ったのですがそのうちにもともと電力会社と関係があるのが2社ほどあり、中でも東京電力の子会社であるあしたでんきが何となく安心できそうなのでここに決めました。
結局最後はブランド力になるのですね。
2つのプラン
あしたでんきでは「月に300kw以上使う一般家庭向けの標準プラン」と「月に700kw以上使う大家族向けのたっぷりプラン」の2つのプランがあります。
先ほどシュミレーションを行いましたがあしたでんきにもシュミレーションがありますのでこちらもやってみてください。
標準プラン
標準プランは基本料金がありませんので単純にその分だけ安くなります。電気使用料金は一律25.50円で120kw以上からは東京電力よりも安くなります。
たっぷりプラン
たっぷりプランは基本料金が3000円かかりますが電気使用料金は一律21円で120kw以上からは東京電力よりも安くなります。
申し込み
このような新電力会社は料金が安い代わりに無駄を省いているのでだいたいオンラインで手続きがおこなわれます。
なので今使っている電力会社の検針票とクレジットカードを用意してから申し込みをおこないます。
電力使用量もオンラインで確認できます。
スマートメーター
電力会社を初めて変えるときに電力量計がスマートメーターに切り替わります。室外でおこなうので立会い不要で取り付け費用はかかりません。
これ以降は電力会社を再び代えたとしてもスマートメーターを取り替えることはなく全て遠隔操作でおこなわれるようになるようです。
注意点
うちは50アンペアで月270kw使用しているのであしたでんきでは10000円近く節約できますが30アンペアで同じ電気使用量だと2000円位の節約です。
契約アンペアが低い場合と使用電気量が少ない場合は節約額少なくなりますし、場合によってはマイナスになる場合もありますので必ずシュミレーションを行なってください。
従量電灯Cの場合や口座振替には対応していないのでご注意ください。
キャンペーン
各社キャンペーンをやっている場合がありますのでそれに合わせて電力会社を変えるのも一つの方法です。
あしたでんきはキャンペーンがないと聞いていたので善は急げと1月に申し込みましたが2月からキャンペーンが始まりがっくりしています。
まとめ
あしたでんきでは契約アンペアが高い人や電気使用量の多い人であればあるほどお得になります。人によってお得になる会社が違いますがぜひ参考にしてください。
追記
その後某新電力会社から営業の電話がありました。どこかの営業と同じでハイハイと聞いているとどんどん話が進んでしまうのでお気をつけください。