ワセリンで思い出すこと
ワセリンというと何を思い出すでしょうか?
止血剤と言う人はボクシングをよく見ている人。湿潤療法が話題になった時にもワセリンが登場しました。それ以外にも主に美容系を中心にして使い道があるようです。
初めて肌につけた時にこのベタベタはどこかで経験したことがあるようなと暫し考えてからニベアだと気がつきました。早速検索してみると果たしてそのとおりでニベアにはワセリンが含まれています。
最初はリップクリームとして
ワセリンを意識するようになったのはリップクリームの代わりを探していた時。唇が乾燥しやすいのでリップクリームが手放せないのですが量の割には値段が高めです。
代用できるものはないかと検索してみるとワセリンがお勧めされており、その時初めて保湿に使われるということを知りました。
保湿といってもこれをつけると水分が浸透して肌が潤うというよりも皮膚からの水分蒸発を防ぐそうです。
更に塗り薬の基剤として使われているので安全面もしっかりしています。
コスパが良い
早速ネットでワセリンを調べてみると白色ワセリンが500g約800円という破格の値段。ちなみにリップクリームは数gで数百円。
リップクリームが5gだとして1週間で無くなるとしたら、白色ワセリンだと700日持つということになります。
即買いですね。
リップクリームとしてのワセリンも良いです。繊細な人間ではないので細かいところまではわかりませんが唇がしっとりします。何よりも安いので大量に使えます。
気になること
ただ気になることがいくつかありました。
何故ワセリンじゃなくて白色ワセリンなの?
ワセリンの前になぜか白色という名前がついています。
ワセリンというのは石油を元につくられるもので精製度の違いによって黄色ワセリンと純度が高い白色ワセリンに分けられます。
白色ワセリンは純度の高い方のワセリンですよと主張しているのです。
白色ワセリンの中でもプロペト(商品名)が純度が高く、さらに高いのがサンホワイト(商品名)。
他にもワセリンHG、ベビーワセリンがありますがどちらも商品名で白色ワセリンの純度が高いものです。
ワセリンじゃなくてヴァセリン?
ヴァセリンというのはユニリーバ社の商品名で黄色ワセリンのことです。
ややこしいのでこのように考えましょう。
ワセリン
黄色ワセリン 商品名 ヴァセリン
白色ワセリン 商品名 日本薬局方白色ワセリン ワセリンHG等
日本薬局方って何?
自分では次のように解釈しました。ワセリンを買ったら水だったら困りますよね。コーラでも困ります。
こうなっているものがワセリンですよというと定義というか規格が必要になります。
その基準を定めたものが日本薬局方という規格書でその指示通りに作った白色ワセリンですよという意味だと思います(違ってたらすみません)。
結局名前につられて日本薬局方白色ワセリンというのを買いました。
名前からすると厚生省認定、宮内庁御用達っぽいですがあくまでも商品名ですから。
髭剃り
もう一つ髭剃りにも使っています。
皮膚が弱くて剃刀負けする人は、特に刃を変えた時と毎日剃っている場合に酷くなります。
電気シェーバーを使ってみたり、シェービングクリームを使ってみたり、お風呂で髭剃りしてみたり色々試してみました。
しかしどれも最初は良いのですが続けていくとやっぱり剃刀負けしてしまいます。
その中でも一番良かったのが髭を剃らないということ。翌日に剃ると綺麗に剃れて剃刀負けもありませんので休日の翌日は剃っても調子が良いです。
残念ながら毎日が休みではないのでそのようなことはできません。
試しにワセリンを使ってみると刃で髭を剃るのをワセリンがマイルドにしてくれるので、毎日剃っていると剃刀負けはしてきますがなかなか良い感じです。
デメリットは水洗いしてもワセリンは落ちないのでティッシュやタオルで刃についたワセリンを拭きとらなければいけないということ。
かかとの乾燥
それからかかとの乾燥に使った時も寝る前にワセリンをつけて靴下を履いてを1週間程繰り返すときれいになくなりました(やめたら戻りましたけど)。
最後に
というわけで自分にとってはワセリン一つでリップクリーム、シェービングクリーム、保湿クリームの3つを兼ねてくれる優れもの。
この3つ買っていたら700円では済まないし、量も少ないでしょうから結構な節約になりました。
他にもまだ使い道があるので試してみようと思います。
追記
ワセリンが皮膚からの蒸発を防ぐことを利用して、保湿クリームをつけた上にワセリンをつけてしばらくそのままにしておくと、皮膚がふやけてくるのかどうかはわかりませんが毎日ヒゲを剃っても剃刀負けはしなくなりました。